中田裕二の謡うロマン街道 2022年6月12日(日)15時開演 長崎県美術館 2Fホール

セットリスト

1.リバースのカード
2.正体
3.丸の内サディスティック(椎名林檎)
4.Predawn
5.東京キッド(美空ひばり)
6.Terrble Lady
7.シンシア(原田知世)
8.ウイスキーがお好きでしょ(石川さゆり)
9.Just The Two of Us
10.つみびとたち(新曲)
11.幻を突き止めて
12.NobodyKnows
13.思ひで(鈴木常吉)
14.田園(玉置浩二)
15.また逢う日まで(尾崎紀世彦)
16.いっそセレナーデ(井上陽水)
17.テネシー・ワルツ
18.存在(新曲)
19.STONEFLOWER
20.ルビーの指輪(寺尾 聰)
21.時のすぎゆくままに(沢田研二)
22.防人の詩(さだまさし)
23.薄紅
24.いばらのみち(椿屋四重奏)
25.誘惑


トーク含めて以下。

中田裕二さん、下手からふらっと現れてひらひらと両手を振って、
この企画にはアンコールがないこと、その代わりたくさん歌うと説明してくれる。
最初の2曲はアコギ。

1.リバースのカード
2.正体

中田「僕、熊本生まれだから、比較的近いところに住んでた。前回、謡うロマン街道、吹き抜けのスペースでしたんだけど、今回はここ二階のホールで。美術館には、ちっちゃいときに親に何回か連れられてきてるはずなんだけど、全く記憶にないんだよね。」

中田「昨日、佐賀から直接長崎に来ちゃったから。佐賀の人、ごめんなさい。長崎来て、ちょっとご飯食べよう、と。ちゃんぽん食べて、次、お魚の店に行って。既にはしごしちゃってるんだけど、ハトシってあるじゃない?えびのすり身なのかな、パンなのかな。あれ、めっちゃ好き。」
とても笑顔。

中田「今日は、けっこうゆっくり寝れて、朝からちゃんぽん。ちゃんと違う店行ったよ。眼鏡橋に行った。記念撮影して、長崎を味わってる。」
エレキギターに持ち変える。

3.丸の内サディスティック(椎名林檎)
4.Predawn
5.東京キッド(美空ひばり)

セミコンくらいの小型のグランドピアノ(蓋は全開)に移動して、
中田「今日は、グランドピアノもあるので、これを弾いたりします。」

6.Terrble Lady
ピアノの上の譜面の横に飲み物のペットボトルを置いちゃう。

中田「長崎には、僕の尊敬する方がたくさんいて、美輪明宏さんでしょ、さだまさしさん。今日、歌おうと思ったら入ってませんでした。楽譜をパラパラして出てきたのを歌うんだけど。原田知世さん。声が一番好きな女優さん。顔も好きだけど。」

7.シンシア(原田知世)

ピアノ椅子からギターの前の椅子に座り直して
中田「ただいま。おかえり~って。言っちゃ駄目だね。声出しちゃいけないから。」

8.ウイスキーがお好きでしょ(石川さゆり)
9.Just The Two of Us

アコギに持ちかけて
中田「新曲。新曲って言ったって、僕の場合は明るい曲は出てこない。タイトルも「つみびとたち」聴いてください。

10.つみびとたち(新曲)

中田「どよ~んなるよねぇ」

11.幻を突き止めて
12.NobodyKnows
13.思ひで(鈴木常吉)

中田「深夜食堂ってドラマ、ご存じですか?知らないの?やってないのかな、九州は。Netflixとかでやってるよ。すごい大好きで。僕はそんなにテレビドラマは観なくて、いつもは映画が好きで観るんだけど、深夜食堂は30分くらいで、長風呂するのにちょうどいい。その主題歌、思い出。新宿の歌舞伎町の話で、独特な感じの色んな人が色んなものしょってうごめいてる。曲にぴったり合っててね。Netflixで観られるから、けっして回し者ではないですけど、おすすめでございます。」

中田「暗い曲が続いちゃってるから、これで行こう」

14.田園(玉置浩二)

中田「明るくなったね!」
満面の笑み。

15.また逢う日まで(尾崎紀世彦)

中田「なんだか終わりそうな雰囲気ですけど、終わりませんよ。楽しんでますか?長崎。」
ピアノへ移動。

16.いっそセレナーデ(井上陽水)
17.テネシー・ワルツ

中田「次の曲も新曲です。『存在』っていう。今日、けっきょう…けっきょうって…噛んじゃった。けっこう新曲をやってる。ラッキーだね。」

18.存在(新曲)
19.STONEFLOWER
20.ルビーの指輪(寺尾 聰)

中田「この曲、これすごい低いの。キーが。『捨てーてー』のところ。怖くなっちゃうでしょ。女性にそんな風に言われるとびびっちゃう。」

中田「最近のヒット曲ってキーが高いよね。ルビーの指輪は81年、ぼくが生まれた年。未だにかっこいい。この時代に甲高い曲ってない。フランク・シナトラは、あんま低くない。個人的には、そんなに高くなくていい。日本の音楽、高けりゃいいみたいなとこあったけど、俺は抵抗してる。」

21.時のすぎゆくままに(沢田研二)

中田「…さだまさしさん出てきたわ。防人の詩です。キーが高いので、途中で離脱します」

22.防人の詩(さだまさし)

とはいえ、けっこう、長く歌ってくれ
中田「この歌、さらに高いのに、さらに転調して高くなるのね」と歌ってみせてくれる。

中田「さださん、すげーわ。1番のサビね、『生きる苦しみと 老いていく悲しみと 病いの苦しみと 死んでいく悲しみと』という歌詞、仏教的には、『生老病死』と言って、歌詞にバッチリ。僕が、気付いたのは最近なんだけどね。すげー!生老病死じゃん!って。」

中田「さださんの映画的スケールの大きい歌には、かなり影響を受けています。例えば…何の曲からインスパイアされたとかはないんですけど、これとかね」

23.薄紅

中田「あれは『さだ』か!とサビでも『さだめ』って歌ってる。めちゃくちゃリスペクトしてんじゃんって。」

24.いばらのみち(椿屋四重奏)

中田「今、LITTLE CHANGESって毎週毎週、3回ごとにメンバーが変わって曲目が変わるっていう、頭がぐるぐる混乱することをしてるの。毎日、スイッチングできていい。性格的に色々やりたがりで、飽きっぽいところもあるので、これはこれで向いている。コロナも落ち着いて、皆さんと再会できて嬉しかったです。長崎は、九州の中で一番掘ってみたい街。あんまないよね、和洋折衷、和洋中折衷みたいな。また、来れることを楽しみに仕事頑張ろうかなと思います。お体と、心の健康に気を付けてね。」

25.誘惑

以上、こんな感じでした。