椿屋四重奏二十周年 GORILLA HALL OSAKA 9月4日(月)18時30分公演

1.プロローグ
2.幻惑
  MC①
3.LOVERS.
4.手つかずの世界
5.成れの果て
  MC②
6.導火線
7.共犯
8.紫陽花
9.アンブレラ
10.シンデレラ
11.小春日和
 MC③
12.不時着
13.踊り子
14.フィナーレ
15.マテリアル
  MC④
16.ランブル
17.螺旋階段
18.いばらの道
19.恋わずらい
20.空中分解

アンコール(隅倉さんと)
21.群青
22.かたはらに

23.君なしじゃいられない(奥野さんとタロウさんも)


MC①
裕二「椿屋四重奏二十周年です。今日は、もともとなかったライブです。西に集う怨霊たちよ、徐霊しに来ました。往生しなさーい。」

MC②
裕二「はい、大阪、こんばんは。」
眩しそうにして
裕二「月曜ですよ。」
良太「月曜日とは思えないね」
歓声が多く
裕二「なんて!?」
良太「月曜日とは思えないね!」
裕二「あまりにみゃーみゃーゆってるから、聞き取れなくて。みんな休み取ったりしてるの?みんな、サボってる!嘘です。仕事帰りの人?」
\早退しました!/
裕二「ごめんね、二度と見ることは出来ないからって上司に言っといて。仕事はこれからいつでも出来るから。」

裕二「北海道、仙台、東京、三公演で終わりと思ってたけど、体力もないし。あまりに反響がありまして…」 
\やっと取れたー!/
裕二「あーありがと。僕の鶴の一声で西もやりましょうって。僕の鶴の一声で。西の人間の怨みは凄いよって。さっきから怨霊とかいろいろ言ってるけど、お礼を言える機会が来たなって。みんなありがとう。そんなことしてたら、ずーっとスタンディングだよ。つらくなったら、すぐギブアップして。スタンディングなのが、心配で心配で。椿屋四重奏という最高にかっこいいバントがいたということを、一緒にお祝いしたいなと思いまして、よろしくお願いします。」

MC③
裕二「やけに大人しいじゃない。楽しんでますか?むちゃくちゃ楽しそうじゃない?大丈夫?疲れてるんじゃない?そんなに元気あるなら、世の中のために使ってくれませんか。もっと働いて。頑張ろう。もっと働かなきゃ。今日ね、本当、久方ぶりに椿屋四重奏の曲、椿屋ライブで、大阪に物申したい。積年の恨みがあった。椿屋四重奏時代、大阪、ソールドアウトしたことことなかった。見事、その恨みを晴らしました。」
\すみません/
良太「謝らないで。」
裕二「ここに来てる人は悪くない。今日のみんなの元気っぷりに腹立ちます。」
良太「裕二っぽいね」
裕二「嘘うそ。嬉しいです。阪神、ちょっと強すぎじゃない?突っ込みどころがないよね。勝ったらあかんやろ、って感じ?阪神、強いし、椿屋四重奏来たし、いいことずくめですね。いいことないかな~」
\ソールドアウトした/
裕二「そうだね。平日に来てくれて、めっちゃいい人じゃん。りょうちん、休憩してるからちょっと喋ってて。」
良太「どうもどうも、BIG CATが埋まらない椿屋四重奏を、今日は、たくさんの人が、時は12、3年経ってるから当時…あ、裕二、座っちゃった。」
裕二、上手にしゃがんで話を聴くモードに。
良太「椿屋が現存していたときに…」
現存?現存…?とざわざわするお客さん。
良太「椿屋が現存していたときに、10代、20代で、学生さんで、ライブに行けなくて、はじめて来たって人?どれくらいいるの?」
たくさんの手が挙がり、座っていた裕二が、立ち上がって
裕二「めちゃめちゃいるじゃん!昔の人たち、どこ行ったの!?」
昔からいる人たち!?と呼ばれて、アピールするねえさんたち。

良太「解散してたから、CD聴いて。今日やっと来れたんですね。いい曲多いもんね。うーん、疲れてきたかも、ゆうじ~!」
裕二「りょうちんがいちばん、椿屋好きでしょ。今日は、ファイナルだから。」
良太「そうなんですよ。このメンバーで8年くらいやったのかな、解散するまで。その8年があったから生きていられる。バントは楽しかったよ。音源作って、プロモーションして、ライブして、各地で呑んだくれて、音源作って、プロモーションして、ライブして、また各地で呑んだくれて。ちっちゃいライブハウスにいっぱい行って、知った顔がいるなぁ、なんて。椿屋は青春だから。ありがとうございます。」
裕二「小寺良太さんのスピーチでございました。個人的にはバンドのときからお世話になりっぱなし。友だち少なかったので。今も少ないけど。感謝してて。今回、もう一度、椿屋の曲をやるってなって不安もあって複雑な気持ちもありましたが、りょうちんの笑顔と八重歯を見て、そして、うるさいドラムを聴いたときに、一緒にできて良かったなと。」
良太「これからも仲良くしてください。」
裕二「色んなミュージシャン、生き方、老後の仕方があって、一般的という言葉は好きじゃないんですけど、ロックバンドのサクセスストーリーがあるとして、順風満帆とは行かなかったのが、椿屋四重奏でした。ブレイクの兆しが見えたときには、バンドが上手くいかなくなっていた。でも、今日は、みんなの笑顔を見て、これも正解だなと思います。」

MC④
裕二「楽しんでいますか?さっき、かっこつけちゃったけど、何一つ無駄なことはない。何も後悔はない。皆さんもそうでしょう。迷い、選択しながら、ベストを尽くしてきた。ここに繋がっています。本当に、皆さん、ご苦労様です、長時間。体の調子はいかがですか。明日、会社、行きたくなーいって。…今を大事にしてほしくて音楽やってる!今のあなたたちが最高だ。明日のことは気にしないで。こっからけっこう激しい曲が続くんで、覚悟してください。」

螺旋階段後のいばらのみちの前に、裕二がマイクスタンドを寄せると、お客さんが\おっ!!/
裕二「リアクションが大きい。これが大阪」

いばらのみち終わりにタブレットで、譜面をめくり
恋わずらいのサビ終わりに
裕二「大阪、愛してる」

空中分解で、裕二がマイクスタンドに刺してある、黄色と赤紫のピックのうち、赤紫のピックを投げた。

アンコールのMC
裕二「やー、この10年の頑張りを見て、心強くなったのではないでしょうか。いろいろ、上手くいかないこと、たくさんありますけど、やっぱね、それで良かった。ネガティブじゃない。経験が自分を高めてくれた。…余計な物などないよね♪」
CHAGE and ASKAのSAY YESを歌い出し、照明がしぼられて、スポットライトだけになる。気持ち良さそうに歌い終える。
裕二「ほんと、すみません。めちゃめちゃいい歌だな。歌ってびっくりした。」

裕二「東京はね、バレてるんで言いますけど、永田貴樹が出たの。今は、副園長さんをやられている方は、仕事があるので、大阪は無理ですと。しゃーない。東京では2曲やったんですけど、隅くんが急遽、覚えてくれました。すみくーん!お母さーん!」
\お誕生日おめでとう/
裕二「お誕生日おめでとうございます。」
隅倉「誕生日プレゼントだよ、こんな難しい曲。」
裕二「人生、山あり谷あり。今は、谷じゃないけどね。小寺と隅くんは、昔、メロディオンズという同じバンドだったんだよ。そこがまず今日、再結成。そして、ここ(裕二と小寺)も再結成。2つのバンドの再結成が見られます。」

群青が終わり、
裕二「男気の隅倉弘至!もう一曲いいですか?」
かたはらに披露後、
裕二「カトウタロウさんと奥野真哉さんを再度、ご登場いただいて。」
ふたり、にこにこしながら出てくる。
裕二、タオルで顔をごしごしふいて、さっぱりした顔で、
裕二「以上、椿屋五十奏でした!これでひと夏の幻は終わりますけど、これだけ愛されていたとは、嬉しい。せっかく練習したしね、この5人で、椿屋四重奏の曲、もったいないから、いつかやりたいな、いつかやろうかな。椿屋四重奏はもうないんで、五十奏で、いつかまた、出しましょう!大阪のみんな、今日は、ありがとう!そんな、君なしじゃー?」
\いられない!/
君なしじゃいられない披露後
裕二「最高に楽しい旅でした。最後が大阪で良かったよ。これを糧に明日から頑張っていくよ。」
5人で、手をつないで、お辞儀。
裕二「写真撮っていいですかね?」
客席をバックに、集合してしゃがみはじめたところて、
良太「あー、やっと座れるね!」
それを聴いた隅倉さんが立ち上がって、ドラムのお前はずっと座ってるだろ!!みたいなことを言っていた。
シャッターを切る合図と笑顔
良太「い、で終わるやつ、なんかある?」
\君なしじゃいられない/
裕二、立ち上がって、マイクを取り、提案したお客さんを指差して
「新メンバー!」
カトウタロウ氏、裕二にボディタッチする。

裕二「老体に鞭打って頑張ってくれた。みんなに感謝。僕は明日から中田裕二に戻ります」

写真を撮り終わって、はけるとき、りょうちんさんが、ドラムスティックを客席に投げたところ、隅倉さんが、裕二のドリンクを置いている台の透明な丸い入れ物に入れていた黄色と赤紫のピックを全部、バラバラ~ッと勝手に前のお客さんに撒いちゃう。
隅倉さん、そのまま奥野さんとドラムセットをバラして投げようとするが、バラせなくて諦めて(?)はけていった。

 

感想
今日は、裕二は右手の中指に、指輪、左手にバングル、首にはきらめく汗のネックレスだった。

裕二、プロローグで出てきたとき、悪そうな顔をしていた。面倒そうなかつ気だるげなというか、そんなに椿屋四重奏に群がる私たちが、鬱陶しくて面白いだろうか。

成れの果てで気付いたら奥野さんがいなかった。
前の裕二のツアーの平泉さんのときもそうだが、自分のパートがないときははけるらしい。

裕二、紫陽花終わりに、音の終わりを片手を握って合図したあと、タロウさんと笑顔で視線をかわしたあと、両手で肉球作ってた…。
私はゴリラホール大阪の外にいた猫を思い出した。
 
アンブレラ、マジでいい曲だな…と感じながら、気が付いたが、譜面はタロウさんもタブレットなのだ。
隅倉さんは昔ながらの譜面台なので、両手の手元が見えることはまずないけど、タブレットだと、角度にもよるが、手元が見えやすいという利点があるなと感じた。
そんな感じで、まんべんなくサポートメンバーを眺めていたら、照明の関係ではなく、奥野さんの髪がとても赤いと気付いた。
タロウさんのロングの髪がサラサラで、本当に髪質が良い!!と思った。
ロングって本当に、手入れが大変。トリートメント塗るのもすすぐのも、シャンプーしても根元が洗えてるのか不安になるし…サラサラの質感、髪質は生まれ持ったものが大きいと思うが、出る前、ストレートアイロンとかかけているのだろうか。
本当、素敵なロングで憧れるけど、タロウの髪質だからあぁ、なるのであって…
曲によっては、バサッと頭髪パフォーマンスしているときがあって、素敵だった。
タロウさんを見続ける時間ほしい。
コーラスが絶妙だった。
今日は、タロウさん、空中分解のときに、きぇー!って言ってなくて、私が仙台で聴いたのは、もしかしたら、ファンの断末魔だった可能性が高くなって参りました。
タロウさん、2回くらい、裕二の肩とかにボディタッチしていて、それを見た嫉妬体質のファンの私は、メラッとして「なんやあの男…裕二に触って…」と一瞬思うものの、「あぁ、カトウタロウ(既婚男性)か…タロウなら…いいか…私たちの知らない裕二とタロウの関係性もあるでしょうから」と謎の納得をしました。

裕二、最初に出てきたときは、不敵な感じだったのに、アンコールでは、本当に、さっぱりした顔をしていて、実際、タオルで顔をふいてさっぱりしてたのかもしれないが、あぁ、この催しは終わりなんだなと感じた。

いつかまた催すときは、ホールでやってくれ…客層は幅広いが、普段、立ちっぱなしになることのなくて、集中力を切らす私たちのために、私の前にスタンディングしていたおじいちゃんのためにもだ。
私もノリノリではない方なので、おじいちゃんと私で地蔵ゾーンを作ってしまっていた。
おじいちゃんも最後の君なしじゃいられないで、頭を少し揺らして嬉しそうにしていたので、私も心があたたかくなって帰れました。