クリエの当日券が当たった

私のミラクルは番組協力の復活当選(?)では、終わらず、この後代々木を後にした後、クリエの当日券を当てた。

3年クリエの当日券チャレンジは続けてきたが、当たったのははじめてである。

こんなことが人生であるのか、と思った。

そんなに早く集合したわけではないのだが、配られた当日券は1ケタ代。
昨年のnoon boyzの公演の時は、当日券の番号はスタンプで印字されていたと記憶しているが、
今年はパソコンで印字されて作られていた。

確かに、スタンプで毎日押すよりも、パソコンで全部プリントアウトした方がいいよね、人数も人数だし、毎日の事だしね、そんなことを話しながら、待っているとスタッフさんがスピーカーで当選番号の発表をはじめた。

番号が呼ばれて、耳を赤くしてエントランスへ向かう人、
涙目になりながら早足で行く人を冷やかしながら見ていた。

すると、ミッツ・マングローブさんと宝塚の娘役の人と思わしき綺麗な人が
向かいの宝塚の劇場でロケをはじめた。
それをながめていたら、クリエ前では沈黙が流れていた。
私の持つ番号が呼ばれていたのに、私が宝塚の人に見いっていて、
一瞬呼ばれた番号を頭で理解するのに時間がかかっていた。
「呼ばれたよ!?」と言われて
「私や」と素で呟いた。

クリエの当日券は、呼ばれた人が全て入れるというわけではない。
キャンセルが出る事を想定して、多めに22人ほど呼ばれる。
2階のBOX席上手2席、下手6席に合わせて、
1階下手後方の車いす席2席
クリエ1階の最後列の後ろに、特殊な補助席が7席、
合計17席が入る事のできる人数ということになる。

これはあくまで、関係者も車いすのお客さんがいない場合の人数で、
公演によっては関係者がいて少なかったり、
席に余力があって17よりも多いという事もあるようである。


呼ばれたのが、けっこう後ろの方で、入れない可能性が高いと感じていた。

番号を呼ばれて、クリエのエントランスに入る。
ここで、スタッフさんに名前と、身分証を見せ、名前を名乗る。
いや、名乗る必要はないのだが、免許証(ゴールド)を見せた際に
私の本名は比較的珍しい名前で、スタッフさんが読み間違えたので、
自ら名乗った。
服装をメモされる。
入れ替わりや転売防止のようである。

電話番号をカウンターで別のスタッフさんに伝えると、
当日券の注意事項が書かれたB6サイズの紙を渡される。

以下、原文抜粋
当日券は、開演25分前より販売致します。開演30分前にはシアタークリエ劇場窓口に御集合下さい。
日付 集合時間 販売開始時間

販売開始後に到着された場合は列最後尾にお並び頂きます。
こちらからのお電話でのお知らせ、お呼び出しはいたしません。お時間にお気を付けて起こし下さい。
ご購入枚数はお一人様一枚までとさせて頂きます。
チケットお求めの場合、お名前がわかるものをご提示下さい。
(ご当選時にお伺いした名前と同一のものに限ります。異なる場合はお求めいただけません。)急なキャンセルやお引き取り頂けないチケットもございますため、多めの当選人数でご案内させていただきます。
そのため、購入順番によってはお求めいただけない場合がございます。
(例:当日券7枚ご用意できる場合、9名様ご当選)
何卒、ご了承のうえ、ご参加ください。
ご観劇は当選されてご本人とさせていただきます。チケット購入後は速やかにご入場ください。
当選整理券・チケットの譲渡・転売は固くお断り申し上げます。
発覚した場合、ご入場をお断りさせて頂きます。その場合、返金はいたしかねますのでご注意ください。

「クリエ前の大きな看板の前に集合して下さい。」
と言われ、一旦解散。

近くでお茶をしたが、信号にひっかかってしまい、
息を切らしながら、再び集合場所へ集合。

一人来ていなかったのだが、
クリエのスタッフさんが「来ると思うので」
と一人分のスペースを空けて並ぶように指示をしてくれた。
優しい。

開演25分になり、順当に販売開始。
ダメかも、と思いながら、呼ばれ、券売り場窓口越しに女性のスタッフさんを見る。
一瞬の間があったので、すわ、販売終了かと思いきや
「前の方の席が決まり次第、席をご案内します。」
と伝えられる。
私の前の番号の人が、私の隣の窓口で座席を選ぶのに迷っていた。
「決まりました」
と、提示されたのが、1階後方の補助席だった。
この時点で残り2席。
ギリギリだ。
センター寄りにするか
通路近くにするか迷ったが、
私には優馬君のカレンダーを買う使命があったので
グッズを買いに戻った時席に着きやすい、通路寄りにした。


近くで待っていた、友達と少ししゃべる事はできたが、
クリエのスタッフさんは早く入って欲しそうだった。
そのまますぐに
事前に情報局のチケットを持っているお客さんとは別の列で
バックの中身を検査され、
「そのままチケットご提示ください」という案内のまま
他のお客さんを追い越すようにあっさりもぎられ、入場。


エレベーターで地下に降りると、
補助席利用の旨を伝えると、スタッフさんが案内をしてくれる。
案内されると、「少し私からお席のご説明をさせていただきます」
と言われる。
前の席と段差がないこと、
スタンディングOKとのこと
MC時には席をご利用下さい、その際、前の席との段差がないため、見づらいので、席に置いてあるクッションをお使い下さい、
こんな感じである。

クッションは、座席と同じ素材と色で出来ていた。
私は女性の平均身長よりも身長が低いため、
このサービスはとても嬉しかった。

案内をきいた後、グッズを買いに席を立つくらいの時間の余裕はあった。


残っていた座席から予想するに、私と私の後に呼ばれた人まで入れたよう。
13〜15/316
くらいだったと思う。


下手のBOX席に関係者らしき、スーツの男性が2人いたのだった。
上手のBOXは見なかったが、もし関係者がいたならこの日の当日券は13人分ではないか、と考えられる。
いなければ、17−関係者2=15
15人分。

本当に貴重な体験をした。
クリエの当日券に毎年並ぶものの、当たったためしはなく、
都市伝説か何かなのかとさえ思っていた。
知り合いにも当たった人はいない。
当たった時の事を知りたくて、
当たったというツイートからフォローしている人がいるが、会って話した事はない。

良かったですね、と声をかけることがあっても自分がその側になることは思ってもみなかった。

内容はと言うと
優馬くんのクリエは、彼の人間性の出た、優しい優しい公演だった。

お客さんのおとなしさ、拍手のあたたかさが、誰かのファンに似ている、と思った。

これを私は帰りの飛行機を待ちながら書いている。
せっかく幸運にも入る事の出来た公演なので、その様子も後日書こうと思う。