和田琢磨さんカレンダーイベント大阪 二部 

定刻(13:50)を6分ほど押しでスタートする。
二部の衣装は紺にチャックの柄のセットアップ。黒いインナーは一部と同じであると思われる。髪形は右耳片耳かけ。
呼びこまれて出て来た後、むせる。
和田「フリスク食べちゃった。裏目に出ました。二部も楽しんでいきましょう。」
司会「今回の衣装も素敵ですね、何ていうんでしょう」
和田「膝上コート…まではいかない、コートっ言うんです。」
司会「一部に引き続いてご参加の方もいらっしゃると思いますが、大阪・東京と、6部とも参加の方いらっしゃいますか?」
パラパラと手が挙がり、和田さん、大袈裟に驚いて見せる。

お渡しスタート。
みんなに渡し終え、
和田「友達多いの?なんかここ、(前の方で)話しかけてる人が多かった。」
司会「このあたりを仕切ってるからですか?チケットとか」
和田「わだともなの?わだともっていうのはですね、こういうイベントや舞台で僕のファンの人同士が、お隣になったりとかで仲良くなって、次は一緒に地方公演、行きますかってなるの」
司会「ともだちになるんですね。やっぱともだち同士のグループLINEとかあるんですか?」
和田「悪口だけはやめてね」

和田「さっきね、今日17才になったって人がいた!」
司会「17才のとき何してました?」
和田「17歳のとき、雪の上を自転車で走っていました。」
司会「雪の上を自転車で走れるもんなんですか」
和田「これが慣れるもので、ルートが見えるんですよ。危ないんで先生には止められるんですけど。一部も女子高生の方いましたね、さっきのお渡しにときに、明らかに幼い、若い子がいたんだよな…」と興奮気味に話して、会場を見渡す和田さんにお客さんがちょっとひく。
和田「あ!別に若い子を探してるわけではないですよ!」
司会「すごいですね、和田さん、高校生の時、何して遊んでました?」
和田「高校生の時はテレビゲームしてました。うらやましいな、今の高校生は。」

お日様が高い位置にあるため、日差しが強い。
和田「マジ暑いなあ。暑がりなんで寒い方がいい。山形って冬はすごい寒いんですけど、最近まで日本の最高気温の記録を持ってたんですよ。最近、埼玉に抜かれちゃったんですけど。40、なんぼだったかな。で、冬はマイナス行きますからね。こんなん育っちゃいますから。タフな環境で育ったら」
司会「色白でね」
和田「焼いた事ないんです。赤くなっちゃうんで」

司会「では二部は大きい方のカレンダーをめくりながらトークしていきましょう。サイン書きは一気に書くんですか。どのくらいかかります?」
和田「一気に事務所で書きます。5時間くらいで1000ちょっと。もちろんスタッフさんが次次って手伝ってくれます。どれにどんどん書いてく」
和田「機械のような、じゃない」
司会「機械のようにじゃないですよー。一球一球、魂をこめて、一筆一筆ね」

A3のカレンダーの表紙をみつめる和田さん。
和田「…これレタッチしてないですね。ホクロとか見える。あごとかも。ノーレタッチ。お母さんに感謝です。毛とか見えるんじゃないかな、あー恥ずかしい!ホクロが多いんですよ。ここ(首から右胸にかけて)も菱形にあるんですよ。あと増えた!!」
と手のひらを角度つけて見せてくれようとする。親指の付け根?のようである。
和田「ほら!手の中にホクロ!手の中にホクロあるといいんでしょ。去年生えた!」
司会「生えたって…。赤ちゃんはホクロないっていいますよね」
和田「そうなんですか」
司会「ホクロ一個もない状態で生まれてきて、育っていく過程でだんだん増えていくっていいますね。そういう占いみたいなの信じるんですか?」
司会「占いね…占いは、去年川本成さんがゲッターズ飯田さん?に占ってもらって『あなたは今年ブレイクします』って。『成さん、今年ってあと二カ月ですよ』って。年明けたから、『成さん、ブレイクしました?』『まだ』って。おじさんどもそういうの大好きだからずっとはしゃいじゃって。長いことやってらっしゃるから充分ブレイクしてるんですけども。そういうことがあって、そういうのは信じないようにしました。」

【1月】
和田「あそこで…最近物忘れがひどくて…、」
とここで助っ人の徳島出身のファンの人を探す。
和田「井筒屋敷!井筒屋敷で。館長の方がwikiったらしくて『和田さんは刀剣乱舞に出てらしゃいましたね』流行語大賞にもノミネートされてね。何かの所縁のある建物らしくて調べたら出てくるんですけど、どこに所縁があるのか館内探したんですけど、わからなかった。あ、行かないといけないんです、すみませんって」巻いた。
司会「畳ですね。和田さん、ベットか畳にお布団か一生どちらかを、選ばないといけないとなったらどちらを選びます?」
和田「畳を選びますね。ベットは楽な分、雑になります。干さなかったり。でも、いいマット買っちゃたんだよなー。使ってるんですよ、西川エア。大谷、大谷くんがCMしてる。高いって思うでしょうけど、睡眠は一日の三分の一ですからお金かけるのもいいでしょう。朝が楽です。前日どんなに動き回ってても、体がイテテとかないんですよ。

【2月】
和田「商店街で二階が住居、一階がお店。廃れてて、生活感があるようでない。右肩の横にあるの、洗濯機のホースです」

【3月】
和田「レールかと思いきや。橋の上。レールに見えますね。車で移動していたら、山の中でふといいポイントがあるって。自然と人工物の融合がすごくて」
司会「足元石田純一みたいじゃないですか」
和田「ローファー。これは靴下はいてます」
司会「普段の靴はどんなですか」
和田「スニーカーが多いです。ニューバランスとかvansと、あとコンバースもはきます」

【4月】
和田「ロゼッタカフェです。今風のロッジっぽい場所で。普段のコーヒーはファンの方からいただいたスターバックスの粉を飲んでます。庶民派でしょ?エスプレッソマシーンとかないない!そこまではまだ行ってない!」

和田「写真とか撮る時にマネージャーさんからストーリーを立てなさいって言われてすごく撮りやすくなった。みんなも最近、自撮りとか多いから。演じるといい顔になる。これはごちそうさま(の顔)。次どこいこっかなーって。」
司会「何飲んだんですか」
和田「7月だけど、ホットコーヒー飲みました。」
司会「通の人はホット飲むっていいますもんね」
和田「でも飲み比べしてもわかんない、ドトールでもスターバックスでも、マクドナルドでも。雰囲気はわかりますけれど」

【5月】
和田「来年のゴールデンウェークはアツいですからね、あ、5月いいじゃないですか。」
司会「はじめて見たんですか」
和田「サイン書くときにパラパラは見てるんですけど。おしょうゆの製造をしている建物。あまり日本家屋って感じしないでしょ。ビビットで、色、イタリアに見えません?このお芝居は、左からの風邪が強いけどさわやかに相手を待ち続ければならないっていう」
司会「今、作ったでしょ。その設定。ムーディ勝山じゃないですか、左から右へ受け流すっていう。」
和田「自分で選ぶのが苦手なんですよ、私服がダサいんです」
上手前方のお客さんがどっと笑って、
和田「わたしと廣瀬智紀って人は私服がださいのよ!!」
司会「とんだ巻きこみ事故ですよ」
和田「なるべくすっと着れるスタイルが望ましい。ご飯食べるときもすっとはおれるものを自然と長袖ジャージに。通勤もジャージでしたいけど、そこは社会人なので、ジャージにサンダルというわけにもいかない。ファンの方が下さった服を着て生活しています。お洒落な服くださるから、着ていたら共演者の方から『和田さんお洒落ですね』って言われます」
司会「ファンの方は背丈もわかってる」
和田「体型はあんまりかわんないから。女性目線から見て和田に似合うって思って選んでくれるんでしょ。間違いないよね。自分で選ぶと黒ばっかになっちゃうから。撮影の衣装も明るい色にしていただけると普段着ないような色が着れる。」
司会「不安な服ありませんでした?」
和田「ピンクのハーフパンツ。それを着てるのは…8月だ」
司会「それは後ほど…」
みんなが気にして集中できないようなので
司会「8月見ますか」
和田「ピンクの…一時期ボーダーしか着なくなったときがあって、前は『ボーダーしか着ない』って言われてた…。グローブは自前です。撮影に持っていった。こっちに着て、テニミュの草野球のチーム作ったんときに買いました。中学でローリングスのというメーカー使っていたので、大人になってからもローリングスにしました』

【6月】
和田「これは朝早かった。一発目、二泊三日だか、三泊四日だかの一発目」
司会「健康的な爪してますね」
和田「爪、自分で切ってますよ」
?となる客席。
和田「?何言ってんだろ。ケアとかしてないです」
司会「こまめに切ってますか」
和田「舞台をやっているので、こまめに切ります」

【7月】
和田「あら、いいじゃない。和テイスト。縁側で撮りました。
司会「季節的にちょうどいいですね」
和田「7月に撮ったんでそうですね」
司会「足白いね全身美白」
和田「まったく加工してないですよ」
司会「すね毛も」

8月は先ほど、ピンクのハーフパンツを見るためにめくったので飛ばして

【9月】
司会「花を持ってにっこりできる人、日本に何人かしかいない」
和田「そうですね…これ白髪かな?耳の上のところ、白髪じゃない?僕、白髪生えたんですよ。滝廉太郎の舞台、自分の死を幼馴染に隠しながら、生きていかなきゃならないっていう。人の苦悩や孤独をやっていたら、ぶわーっと(白髪が)出て来た。体がリアルに反応するんだなって」
司会「加工なしですね。白いのが生えてくるのでなくて、黒の色が抜けるんですよね」
和田「そうか。色が抜けるのか」

【10月】
和田「パっと見、福山雅治さん。これはドイツ館です。さっき一部で分かんなかったことお渡しのときに教えてくれたの、ベートーヴェンの第9をはじめて演奏したところ!ドイツの音色を感じているかな。鼻がゲルマン系なんですよ。だからってラテン系イタリア人見ると自分と近い鼻を感じます。オールジャパニーズでえう。でも、父方のじいちゃん、183センチくらいあったんですよ。僕よりデカい。目が茶色で天パでおそらくロシアとかアイヌとか先祖にいるんじゃないか、ひいじいちゃんは2メートルあった」
司会「それは当時大変だったでしょ」
和田「大変だったと思いますね。DNAが入ってるかもしれない」

【11月】
和田「切なげな」
司会「ロケも終わりに近づいて」
和田「本当に終わり近かった」
司会「全員、男のスタッフさんだったと聴きました。」
和田「プロディーサー、カメラマン、メイクさん、スタイリストさんともう一人、全員男で、男旅でしたね。歳も近いから大人で余裕がありますし。海沿いのボートを使わせていただいて。血管がいいですね♪」

【12月】
和田「なんか艶っぽいですね」
目がウルウルしているお写真。
司会「おいしいものはありましたか」
和田「香川のうどんやさん、名前忘れちゃった。写真はあるんだけど。閉まるのが早いんですよ、お昼しかやってない」
司会「晩ご飯には食べないっていいますよね」
和田「開店前に行ったんですけど、地元の人も並んでらっしゃって。味が違う。作り方もシンプルなやつにミョウガ胡麻を入れて、レンコンの天ぷらと。家で母ちゃんがしそとレンコンの天ぷら作ってくれてた。」
司会「コロッケうどんとかどうです?」
和田「行かない、あっちには行かない」
司会「最近フライドポテトうどんって出たんですよ」
和田「大阪ってそういうのが発祥するんですか、ええー。丸亀製麺なんてよく行きますよ。レンコンの天ぷらあります。」
司会「それは一緒に?別で?」
和田「別で。サクサク。ちょっと性格が曲がってるので、奥の取っちゃう。」
司会「スーパーの牛乳とかも」
和田「あれけっこう違いますからね、消費期限。四国、また行きたいですね。行ったことないのが四国でプロディーサーの方にお願いしたら四国いいですねって」
司会「2019年はどちらへ行かれますか」
和田「いいかも、そろそろ東北。知ってますよ、絶景ポイントは。座王温泉。」
司会「雪のときに行ったらいいですよ、それで温泉入る」
和田「なんで雪の時に?アキラ100%みたいに?ここいいですよって教えてくれたら、皆さんの地元におじゃまします。北海道はいいです。行ったので」
司会「スープカレー食べました?」
和田「?スープカレー?シチューじゃなくて?」
司会「めっちゃおいしいんですよ。シャバシャバの」
和田「食べなかったですね。海産物と味噌ラーメンは食べました。…カレンダーって何歳くらいまで出すんですかね。47都道府県、1年ずつやっていけないかな。80歳くらいまでかかっちゃうけど。公民館とかでやろうか。みなさんも50才歳取ってるわけだから。サイン書くとき、めくれなくて。友だちの遺影とじゃ持ってきちゃうの。『俺もすぐ行くからねー』って書けねえサイン。和田琢磨80周年カレンダー、どこで撮ったのって老人ホーム。動けねえからって」
杖で歩きがガクガクの老人のような動きする和田さん。
司会「47年やってればできますよ」
和田「グーグルマップで星が付けられる機能があるんですよ。あれ、増えて行くのが嬉しい。」
司会「ずっとカレンダー出して下さい」
和田「会えるし様子もわかるから。なるべく駅近でスロープ有りの」
司会「末永くよろしくお願いいたします」

和田「トニー・ベネット88歳のお祝いで歌ってます。85歳記念ライブ、本当にリズムに取ってるのって感じで、ホーッって動かないんだけど。ああなりたいなって。あと50年くらいでしょ。頑張りましょうよ、皆さん。」

質問コーナー
Q.1
質問者「あなたにとって一番影響を与えた人は誰ですか」
和田「何人かいますが、強いて言うと二人。一人目は父親。二人目は僕の髪を切ってくれてる美容師さん。僕に俳優をすすめてくれた人です。もともとカットモデルをやっていて一般人だったんですけど、『和田ちゃんさ、俳優やってみたら?』って、お芝居の練習、ワークショップを紹介してくれたんです。レッスンにいたら、あまりにもできなかった。ビルの屋上の上で飛び降りそうになっている人を止める役、まあ。『止める』ができなかった。はじめてできないことがあって、それが楽しくて。矢部さんには感謝しています。」

和田「父の影響で建築学科に進んで、就職も進学もしなかったのは、高校でオレともう一人だけ。先生たちは進学率何%とか、就職率何%とかそういう数字に関わるから、どこか受けてほしい、これからどうするんだって。もともとは、ハンドボールのスポーツ推薦が信州の大学に決まってたんだけど、それじゃこれは変わんないな、ってギリギリで断ったの。ギリギリだったから、就職の募集も終わってて、緊急五者面談ですよ。五者って、担任、学年主任、顧問の先生、父親、俺。今まで、面談は母親しか来なかったのに、親父が来た。
先生が『どーするんですか』って。親父が一言『これが息子の人生であって先生の人生ではない』って言って、帰った。ガラガラ、ピシャって。1人で。俺、1人で残されて。せめて連れて帰ってって。家に帰ったら怒られました。話し合って、半年バイトして東京出て来た」

Q.2
質問者「50年後、私はついていけてないと思うんですけど…」
和田「やめてよ、大丈夫、医学が進歩してる!」
質問者「和田さんはアウトプットが多いとインプットもされるそうですが、最近読んだ本とかおすすめ、観た方がいいよっていう映画等ありますか」
和田「『ザ・サークル』っていうエマ・ワトソンちゃんとトム・ハンクスさんの出ている映画を最近観ました。グーグルのITの研究者が最先端のカメラを開発して、全員にカメラをつけよう、と犯罪抑止にもつながるし、誰かがバタって倒れても、全部すぐ分かる。犯罪率0%になるだろうと。そのためにモニターとしてエマ・ワトソンちゃんがここ(デコルテ)にカメラを付けて、プライバシーを公開するわけ。視聴者の数がどんどん増えて、すごい便利なように見えたけど、プライバシーが全て見えるわけだから、周りの人が写っちゃって大事な人に嫌な思いをさせちゃうっていう…これから観る人もいるだろうから、全ては言いませんが、SNS流行ってますし、発信する人って発信し続けなきゃいけないという気になっている。ときには危ないよっていうそういう映画でした。お時間があったら、観られてみてください」
司会「今日、TSUTAYAで借りて帰って」
和田「や、この前映画館で観たので、まだレンタルにはなってないと思う。まだ公開してると思います」

Q.2
質問者「私は高校の教員をしているのですが」
和田「いい仕事ですね」
質問者「先生から見たらどういう生徒だったんだろうと思って。」
和田「通信簿に書かれることとか?逆に気になってるんですけど、先生はそれぞれその人の特長をとらえて書いてるんですか」
質問者「調査書は進学や就職に必要なので、どんなダメな子でもいい子に書きます。通信簿にはそれぞれのことを。和田さんの担任になりたかったなあって」
和田「僕は大人しかったんですよね、学校では。でも家に帰ると家族を笑かしたりするのが好きだった。内弁慶だったんですよ。でも学級委員はしたことがありますね、小学校と高校は部長だった。自分では積極性や協調性が足りないと思っていたけど、先生に『和田はもっとそういうことをしてみたらいいのに』って言ってくれる先生がいた。今は。オーディションでどこが自分自身のいいところなのかわかってなくちゃいけないんだから、難しい。この仕事をはじめてから、初対面の人と楽してしゃべるようになりましたね。その人のいいところを探すの。俳優、変わった人が多いから。社会ではなじめなさそうな人が多いの。子どもの頃よりよくなったと思います。」
司会「先生から高校2年生まで。同じ高校じゃないですよね?」
和田「何を教えてらっしゃるんですか」
質問者「社会…歴史です。」

質問コーナーが終わり、一部にはなかったシャンシャンシャンというベルのSEが鳴り、
和田「(暑いので)オーストラリアのクリスマスみたい。」

和田「1月はノラガミにはじまって…」と今年を振り返る。

和田「50年後も来年もよろしくお願いしまう、と言えるように。1月わたくし、誕生日を迎えます。澤田拓郎くんってジュリーと一緒にやりますんで、お時間ある方は。アンフェアな月もやったことのない役をしますので」

拍手に包まれて和田さん退場。
この後、二部以上参加の人は特典のクリアファイルにサイン入れ。