A.B.C-Z Summer Concert2014 Legend の感想

15日は書きかけなので、おいおい更新していこうと思います。
さて、感想。
オープニングに新曲持ってくるってかなりの挑戦。
誰もがツアータイトルの「Legend Story」持ってくると思ったでしょう。
1回目は「?」の状態だったので、この演出はリピーター向けかなと思う。
何回もきいた曲に愛着がわくものだからから。
初見は理解するのに時間がかかるから、笑顔にはならない。
同じ事は「A.B.C-ZLOVE」にも言える。

はっしーのソロは、本当に素直で素敵な曲。
語りかけてくるような曲が心地いい。
私たちははっしーからあたたかい何かを教えられている気がする。

河合くんのソロは、もうすごく良かったです。
河合くんが10代の頃憧れたKAT-TUNのRed Sunを20代の後半にソロで披露する。
衣装も世界観があって、流し目もありダンスもしっかり踊る。
ドラムの上半身裸になる演出は、正直言って、私は男性の裸には、あまり興味がないほうなので、
ひとつひとつの衣装を脱いで投げていくという過程があったのが、良かったと思います。
お客さんが河合くんのストリップという演出に酔うというのはすごく興味深かった。
大人だね。
ソロとは関係ないが、お客さんが河合君の「座って下さい」の指示をスッときいた事に対して
「彼女にしたいなあ〜」はいただけなかった!!
その時こそ、私もキャ〜〜!って言っちゃったけど、
従順な女を彼女にしたいっつーのは時代錯誤だよ。
河合くんの考えの奥底にある日本人男性の考え方が見えた気がして、いかんな!
女の人は女の人で男性の意見関係なく、自分の意志生きていくのです。
子どもの言う事をきいてあげたいという気持ちはあるけど。

戸塚くんのソロは、語彙が面白いです。
「星が掴めそうな夜」「掴めそうじゃない 掴んでよ」が掴むという言葉が漢字だったのが絶妙。
よく、エッセイや小説の書き方で、漢字とひらがなのバランスが大事、
漢字で書けても適度にひらがなを入れてバランスを取らないと、と言われるけど、
私は個人的に漢字が大好きなので、
普通だったら、歌詞だし、ひらがなだろうと思わせておいての漢字というのがたまらない。
「問題用紙の裏に」と出てくるから、お昼に学校でテスト中かな?と思ったら、「妄想、月だけがみてた」と夜になってて日が沈んでる。
夜。
どこからが妄想?問題用紙は宿題のことでだったのかな、とも思った。
同時に「妄想」という言葉は危険な言葉だから、
この場合、「想像」でいいのではないか、と感じた。
楽器も弾くし、ちゃんと踊るってのがよい。

戸塚くんにはメッセージ性の強くて漢字だらけで和製のフォークで平和を歌ってほしい。
そういう意味では出発でフォークソングをつまびいて歌う戸塚くんを見たばかりだが、まだこれからあってもいいと思う。
正直、言うと、今回の曲が今までの戸塚くんのソロの中で一番ピンと来ない曲だった。
一番好きなのは不動で「はじまりの音」で、次いでさわやかで甘酸っぱい「君といた」
オリジナルではないけど、サマリーの男闘呼組 Burn itもはじまりの音に迫るくらい好きだった。
はじまりの音は、fiest代々木で聴いたときから、大好きで、
当時のノートに丁寧な字で歌詞を写してあるくらい。
私のなかで、戸塚くん作のソロ曲は、このはじまりの音を超えるものはまだなくて、
熱海とか出発を経て、かつトキメキを演出することを知ってしまった戸塚くんには、飾らないこの曲はもう歌えないのかもしれないと少し、思ってる。
次回作に期待。

戸塚くんをはじめ、アイドルというのは花なわけ。
花は性質として、いい香りを出したり蜜を出して蝶を誘うわけで、
種としての本質で蜜を出すわけだから、自ら何かを働きかえたりする事は必要なんてないのです。
勿論、彼はアイドルだから幼いころから磨かれて磨かれてきたかもしれないけど、
狙う必要なんかない。戸塚くんに似合うのは洗いざらしのシャツだ。
狙って飾ってなくても、それでも、充分、魅力的だし、そういう力の入ってないところのあなたのファンはときめいてると思うよ。
ときめきって一瞬だから、結婚の事を歌われると?ってなっちゃう。
伊坂さんに「ときめき担当」と言われたこととか、二番手として、A.B.C-Zを担っていく気持ちの表れかもしれないけど、私は

「狙わなくても人をひきつけ、あの余韻の残る声で人を一瞬ときめかせる」戸塚くんを好ましく思います。
なんだ、これ。
戸塚くんが玉ちゃんみたいにテレビに担ぎあげられたらどうしよう、
そうしたらA.B.C-Zの心地よい現場が変わってしまうかもしれないという、不安感。
環境の変化への不安があります。
そんな私の心配をよそに、きっと戸塚くんは近年ブレークするぜ。
そしたら、私は
♪いいえ、草に寝ころぶあなたが好きだったの
っと木綿のハンカチーフを歌いながら遠巻きに眺める事にするね。
いや、戸塚くんが草に寝転んでたかは知らないよ?あくまでイメージの問題だよ。
あとね、ついでに言うと、15日夜のA.B.C-Z LOVEの決め台詞
「抱かせろよ」は本当にびっくりした。うわーっと思うと同時に
戸塚くんからは性的な言葉を聴きたくなかった…とうなだれた。
何これ、私のなかの戸塚くんに対するアンビバレンツな感情。

五関くんソロは、タナトスだね。
白いシーツが病院を思わせる。出てくる立体マスクは骸骨の様でもある霊魂のようでもある。
タナトスの中にチラリズムというエロスを入れてくるところ、本当に大人。
どうなってんだろう、あのパントマイム。
そして、余談ですが、A.B.C-Z LOVEのソロ部分、けっこう好きなのが五関くんだったりします。
14日夜の話だけど、あおってあおって「あんま見んなよ」って言うんですよ。
見るわ!!そんな魅力的な髪型にしておきながら、見るなって方が無理でしょ。

塚ちゃんソロ
想像の斜め上。
塚リカ、やっと会えたねと見とれてしまった。
去年もトニワでも会いたかったんだから!!
力いっぱい動くためだろうけど、足元がスニーカーだったのはちょっと残念。
ヒールはいて欲しかった。
どんだけ、塚リカに求める事大きいのって話。
宮っち、こんなに他グループのコンサートで名前呼ばれてるの(しかもソロ曲で)知ってるのか。
そういう場合、レコード会社をまたいでるけど大丈夫なの。
代々木でたくさんの人に塚リカのダイナマイトバディがばれてしまうのを楽しみにしてます。


ファンサービスの話。
何が印象的だったって、
河合くんが小さな小さなお子さんを抱っこしたこと。
だっこされてるお子さんも可愛いし、抱っこしてる河合くんもとても尊い
おいっこさんとかちいさな子どもが身近にいたもんね。

変な話、
お子さん抱っこしてる河合くんを見て、私の瞳孔が開いた。
大学の時の心理学の授業で
男性は、女性のヌードをみると、瞳孔が開く。
女性は、赤ちゃんを連れた女性を見ると瞳孔がクワッと開く、と習ったことがある。

その現象が私に起きてて、
もうね、瞳孔開きっぱなし。

死ぬわ
向こう側見えそう。
何言ってんだ、下品な話して、ごめんよ。

河合君は個別ファンサも見事だけど、子ども抱きあげは、また違ったとても印象に残る、全人類を救うファンサービスだよ。

Twinkleのペンライト演出は、ちょっと私たちにはゆっくりで簡単すぎるなと持ったけど、
だからってA.B.C-ZLOVEのフリが☆だということには、2回目以降にしか気付けなかった。

Legend Storyは舞台のライトがPVと同じ色になるが、今回のペンライトの点灯だと紫から赤に戻すのに時間かかっちゃう。
でも5色を同時に点灯できるのはいい。
ほどよく難しくてやりがいのある振付をごせきくんが教えてくれたら万事解決なのに。
それでも、Twinkleで河合くんやメンバーの指示通りに動いたり、メンバーの言うとおりに動くのが嬉しい。
言われたとおりに動くことに喜びを覚えるって、危険な状態じゃないか、とふと思ったけど、
リーダーに従いたいとか国に忠誠を誓う感じと似ているかもしれませんね、違いますか。
ブレブレですいません。

はっしーが一緒に歩もうね、と言ってくれてるのが、涙線にくるほど、嬉しかった。
それって、今までいたファンの事をないがしろにしないってことでしょ。
置いてけぼりにしないってことでしょ。
変化に怯えることなど不要だと思わせてくれる。

河合くんがペンライトの色の事を「電波で飛ばして変えたるやつあるけど、そんっなのいらね!」と言い切った時、
あまりの力強さにああ、本当にこの人たちのファンで良かったと思いました。
おしまい。