新春ジャニーズワールド2015 1月1日17時公演 帝国劇場

一幕
小さな男の子が席を探している。
係のおねえさんが場内アナウンスを開始しようとする。
そこに、客席下手から錦織さんが出てきて、場内のスタッフさんの下がるよう手で指示をする。
「君、席がわからないのかい?」
男の子のチケットをみて、既に座っているお客さんの膝を指し
「ここだね。もうここに座っちゃえば」
錦織風のジョークに会場が笑う。
男の子「ありがとう、もうすぐはじまるの?」
錦織「ああ。僕の仕事はね、この舞台に命を与える事なんだ。」
男の子「ぼくもやりたいな、あなたと一緒に」
錦織「いいよ。ただひとつ、約束してほしい。失敗を恐れないことだ。失敗しなかった人間は、結局何もしなかった人間だ。
さ、劇場を眠りから覚ますこととしましょう。50年の歴史をほこるジャニーズ。ジャニーズワールドの幕をあけよう」

着物の女の人が通路に出てきて
春のおどりはよーいやさあ

ステージ中央の台が目隠しされたまま、1階客席の頭上にせり出す。
黒い幕が開くと、
手をつないでメインキャストが飛び立つ。
サマリーの様なサークルフライング。
A.B.C−Z5人と勝利、健人、ジェシー、永瀬、平野、高橋。
ねぶたのような和柄の衣装をまとっており、それぞれ色が異なる。
河合くんは黄色。ワイヤーの上の部分が紫色。
次の瞬間、その和柄の衣装を脱いで、全員白の衣装へ早替え。

サークルフライングしながらあいさつ。
健人「みなさん、明けましておめでとうございます。Sexy Zone中島健人です。元旦から皆さんの笑顔を観る事が出来てとても幸せです。Jの魔法をお客様に。」
塚「塚田僚一です。2015年ジャニーズワールドから始まります。いいスタートが切れるように、盛り上げていきます。」
戸塚「戸塚祥太です。2015年一発目、ジャニーズワールドで行きましょう」
橋本「みんな明けましておめでとうございます。橋本良亮です。えーインフルエンザは気を付けて下さい。」

ここから、ワイヤーを取りながら、
五関「明けましておめでとうございます。五関晃一です。このジャニーズワールドで僕たちにとってももちろん。みなさまにとっていいスタートが切れるように頑張りますので、最後までよろしくお願いします。」
河合「アハッピーニューイヤー、河合郁人です。新年一発目皆さん、楽しんでいってください、よろしくおねがいします。」
勝利「皆さん、新春ジャニーズワールドへようこそ、佐藤勝利です。1分1秒でも無駄にしないこの舞台、最後までごゆっくりとお楽しみください。」

Put on the happy face
健人が1階客席の前の方で吊られている。
今年はサークルフライングの装置があるので、昨年ほど、客席上空までは飛ばない。

勝利がセットにぶつかる。
勝利「スタッフこれ以上は無理だ。」
プロデューサーが上手から出てきて
「やめるな。ショーを続けろ。何ごともなかったかのようにショーは続けるんだ。show must go onだ」

勝利「わかった…続けてやるよ」とプロディーサーに変わってフライング。
ウォーターフライング
勝利君が、噴き上がる水を美しくよけながらフライング。
優雅な曲が流れている。勝利君が英語で1フレーズ歌う。

BEAT MINDみたいなメロディから未来の祭典のようなメロディが聞こえたり、
劇中の曲を混ぜて最後に歌うSHOCKのラストのよう。
A.B.C−Z登場。
金色の衣装、下のズボンはNot Enoughの赤いズボンをはいている。

Put on theのメロディから一転
Not Enoughの
「1.2.3もの足りないこの時代に生きた…」
というパートを健人のソロ始まり。
「5.6.7」
と河合戸塚のパート。
通路のジュニア、ステージ上のバックのジュニアの衣装が、白色になっている。
ステージ上のスノーマンは赤い衣装で白い手袋をしている。

メインキャストは、今年は白い手袋をしていない。
塚ちゃんがバク転しする前、マリウスが下手から出てきて
マリウス「All right Ladies and gentlemen!」
歌声にもマリウスの声が混ざってる。

健人が一人、あのプロデューサーは狂っている、プロデューサーはショービジネスの魔物に取りつかれたんだと言うと、
プロディーサーが出てきて、
夢の世界を探すのはお前たちじゃない、観客だ。人々を感動させるために体をはるのは当たり前、と説く。
これまでのショーはこの狂った脳から作り出されてきた、そのすべてを見せてやろう、というと、
健人はプロディーサーの世界に巻き込まれて
逆さに吊られて3Dフライングする。
プロデューサー「無理だ、出来ない、そんな言葉はききたくない」
画面がビルから宇宙へと変わっていく。



プロディーサーのショーの新しいテーマは「1年」
「1年じゃあまりに普通だ。1年が12カ月で終わってしまうのは、人間が作り出した暦の上での話だ。きっとその先に何かあるはずだ。13ヶ月目が。」

A.B.C−Zが1階後方から通路を通って、舞台に上がる。
河合「僕たちは暦の案内人です」

プロデューサー「13ヶ月目が地獄であろうときっと探し出してやる」

♪1年は12カ月 そのさきに何があるか
幸せ 夢 希望
探そう新しい世界(橋本)
季節をめぐり (五関)
季節を越えて (塚田)
時をさまよう

英語の追っかけパートは河合→戸塚→河合

暦の案内人が白い幕をくぐっていなくなる。

1月
水太鼓
下手から、安井・岩橋・真田・永瀬・平野・高橋・萩・神宮寺の並び。
センターの三味線は村治くん。
バックはジュニアマンション。
ジュニアは三味線。

2月
雅―miyabi―

河合くん蛇腹が終わるタイミングが他のメンバーと一緒になっている!

着物衣装の下に着る衣装が、初年度ジャニ―ズワールドの黄色のネット衣装(透ける)に戻っている。

橋本「あらゆるものが一斉に芽吹く春。何かが終わって、何かがはじまる。」


3月
下手から、松田・岩橋・勝利・健人・マリ・神宮寺・松倉
ピンクの布をまとって階段を降りる。
階段から降りて、バックに永瀬平野高橋が付く。
キューブに神宮寺と岩橋がそれぞれ乗り込む。
ちっちゃいジュニアも出てきて、
キューブがくるくる回る。

4月
タイタニック
プロデューサー「人間の歴史は悲劇だらけだ。その歴史を学ぶという事は、戦争や悲惨な災害を学ぶということでもある。」

今年からの登場人物、設計士は戸塚くん。
戸塚「今から100年前の4月14日。歴史上最悪の海難事故が起こった。私が設計した豪華客船タイタニックが氷山の一角に衝突。船体は大きく二つにちぎれ、氷の海へと沈んでいったのです。タイタニック号は人類が設計した客船としては最大でした。
もちろん私も、乗客の一人として、その航海に同行していました。」

プロデューサーが主題歌を歌う。
船の上のセットに赤いジャケットを着た五関くんが登場し、踊りはじめる。

兄弟は永瀬と川崎。

弟「あの人は誰?」
あの人、と言われたのは赤いジャケットを着ている彼。
兄「このホールルームのスターダンサーさ。」
弟「僕たちの部屋は地下の船室。同じ船の中でも天国と地獄があるんだね。ねえ、入ってみよう!」
兄「駄目だ。俺たち地下の船室の人間は入る事は出来ないんだ。」

大きな音と衝撃があり
弟「今のは何!?」
兄「何かにぶつかったみたいだ」
弟「ぶつかった?」
ころころ転がって来たボールを拾い
弟「なにこれ」

五関「おい!船が沈むぞ、逃げろ。」

戸塚「早く逃げる!君たちも早く甲板の上へ」
五関「演奏を止めるな!俺たちはショービジネスの世界に生きてるんだ。
最後までやり続けよう」


混乱の最中も、ダンサーとヴァイオリニストはショーを続けている。

設計士「信じられない…私の船が沈むなんて…」
「沈むぞ、船が沈むぞ」
薄い幕が下がって、ヴァイオリンが演奏される。
ダンサー「いい曲だ…魂が安らぐ」

戸塚「甲板は救命ボートに乗り込もうとする乗客たちで大混乱に陥りました。
私は自分の船と運命を共にすることをきめました。
昨年、隣の国で同じような悲劇が起こりました。僕たちは大変、心が痛みました。
そして、災害に合った方々に心からご冥福をお祈りを申し上げます。」

5月
ヒンデンブルク号
上手に軍服姿の橋本
橋本「世界を征服するために手段はいとわない。強力な武力だ。その一つがドイツがほこる大型の飛行船、ヒンデンブルク号。1937年5月6日、フランクフルトからアメリカ、ニューヨークを目指した。
だが、着陸の際に、爆発・炎上。乗員乗客134人の命が失われた。」

舞台上のモニターに白黒の画像で当時の様子が映し出されている。
当時の英語の音声にかぶせて、日本語でしゃべる。
レポーターは塚田。下手側。
「また雨が降り始めました。飛行船の後部モーターは外側に取り付けられていて、それを保っているのは…」
「今、炎が上がりました。早くシャッターを切ろ!」
カメラマン「了解」

橋本「事故の原因は徹底的に調べられた。水素ガスの爆発が原因という者。
船体に塗られた塗料が原因という者。そして、ヒットラー政権への破壊工作だという者。確かな事は、これが英国の終わりを象徴する悲劇だったということだ。」

勝利「どうして悲劇ばかりみせるのですか」
プロデューサー「この世には悲劇の方が多いからだ。」
勝利「確かに人間は次々と天国へ召されていく。それでも新しい命は誕生している。この世は悲劇ばかりではありません。」
プロデューサー「産まれたばかりの赤ん坊が大声で泣くのは、この世に生まれたことを悲しんでいるからだ。」


6月 第二次世界大戦
河合「1936年この世で最も悲惨な悲劇が起った。日本、ドイツ、イタリアと、アメリカイギリスなどの連合国が全世界を舞台に争った人類史上最大の戦争、第二次世界大戦
この戦争で命を失った人の数はおよそ六千万人。私の仕事はその全てをカメラにおさめることだ。」
ジュニアが行進をする。
「私はこの戦争の悲惨さを全世界に発信する」
河合、下手で踊り、センターで行進しているジュニアに混ざって踊る。

7月
上空で佐久間がフライング。
白い軍服を着た
戸塚、五関が出てくる。五関くんは小銃を持っている。
白地の黒の衣装の塚田、橋本も出てくる。

8月 終戦
河合「1945年8月15日正午。全ての日本軍は戦争を停止。
日本は、降伏した。」
河合くんはフラフープにかこまれている。
5ringsが出てくる。

「10年間の戦争が終わったんだ。」
プロデューサー「六千万人もの人の命が奪われたんだぞ。」
橋本「だから、その死を無駄にしないためにも、もう二度と戦争を起こしてはいけない。愛にあふれた世界を作らないといけないんだ。」
プロデューサー「戦争はなくならないね。人間が人間であり続ける限り、この世から争い事が消える事はない。残念なことだが、悲劇は芸術の母だ。ベトナム戦争からどれだけの名作が生まれたと思う。戦争は全てを破壊する。すると人間はその世界を復活させる。そしてまた破壊、その繰り返しだ。愚かだろ、人間は。」

9月・10月

五関「そして日本は敗戦から立ちあがりました。」
「あっという間に先進国の仲間入りを果たし、経済大国と言われるようになりました。その復興の象徴が1964年の東京オリンピックです。」

よみがえる夢を未来へ♪
と歌いながら、5starに乗ってA.B.C-Zが出てくる。衣装は5in1
フラフープで五輪を作る。

安井「昭和から平成への時代へと、いよいよ2020年。東京に再び、あの熱狂が戻ってくることになりました。東京を舞台に56年ぶりに開催される平和の祭典。世界中で戦争のない、徴兵のない平和な世界が訪れますように。僕たちがそんな願いを叶えます。」
安井くんは日本のサッカーのユニフォーム、神宮寺くんはサッカーのブラジルっぽいユニフォーム、岩橋くんは野球のユニフォーム姿。
未来の祭典。
歌い出しはジェシー。コーラスが少し厚くなっている。
昨年、瑞稀くん金田くんが言っていた台詞は神宮寺くん。
「より早くより高くより美しくをテーマにした近代オリンピック」
岩橋「野球、スケート、テニスなど、日本のアスリートたちが世界のレベルに近づいてきた今、2020年、東京大会への期待がますます高まります。」

未来の祭典のパートは増田くんとマリウスに移る。
その後カウアンと岸くんのパートは変わらず。

マリウスの衣装はアーチェリー、増田くんはバスケットボールのユニフォーム。カウアンはサッカー。
音楽が変わり、深澤、半澤、岩本などでダンス。
岩本が深澤をカミセン返しの様な動きで返した。
トランポリンを使って、ジャンプしてバスケットゴールにシュートをする…というかはねたボールをキャッチする技にジュニアがチャレンジ。

再び、未来の祭典に戻って、手拍子が起きる。

11月 龍退治
戸塚「暦の世界を旅していると様々なドラマとの出会いがある。人間の営みが積み重なってできる一年。暦の世界とは人間の歴史のようなものなのだ。」
Legend Storyのピンクの燕尾服。

和服を着た平野くんが登場。
燕尾服の河合くんが下手のセットの上段に出てきて、本を開く。
河合「あの深い山の中に毒にもなれば薬にもなる、不思議な薬草があった。その薬草を守っているのが、巨大な黄金龍。」
若者や弟などの登場人物と流れの説明がをした後
「長い闘いの末に若者は弟を救いだし、龍の魂を鎮めた。龍は再び、村の守り神に戻った。」

弟は小さいジュニア。風船の龍の上に吊られている。
「助けて、お兄ちゃん。怖いよ、お兄ちゃん」
若者は平野くん。
フライングして縦に回転する。
退治された龍は地上で空気を抜かれていた。

パーカッション
勝利君などはは壇上で、途中、萩谷くんと安井くんが客席降りして、ワイヤーが設置されている通路へ向かい、逆さに吊られる。
小さなジュニア、林蓮音くんとか川崎くんなども客席降りして
「ジャニーズワールド!」と言いながら通路を練り歩く。

スノーマンの下駄ップの後、
セクボたちが入れ替わり立ち替わり移動しながらスネアドラムを叩いていく。

12月 源平合戦
戸塚「プロデューサーの暦の旅も残すは冬のひと月だけだ。今から千年の昔、瀬戸の海を舞台に天下をかけた壮絶な戦いが繰り広げられた。守るのは海の一族平維盛。責めるのは、維盛に父を殺された九郎判官。短い争いだったが、信じられないほどの命が失われ、命果てたものの血で瀬戸の海は真っ赤に染まったという。」
A.B.C-Zのメンバーは平家。赤いレザー風の甲冑衣装。
九郎判官義経役の健人は白い着物に水色の甲冑。安井真田萩も源氏側。
維盛「皆のもの、これを決戦の地としよう。これより先は瀬戸の海。もう落ちのびることは叶わぬ。これぞ背水の陣だ。」
戸塚「栄華を誇った我ら一族が都を追われ、逃げまどうとは何たることか」
橋本「東国の争いも一人残らず倒し、戻りましょうぞ」
維盛「命を惜しむな。手柄を立てたものは褒美として、東国の全てをくれてやる。」
塚田「敵襲にございます」
維盛「ついに来たか」
戸塚「数は」
維盛「して、率いるは」
五関「敵の総大将は九郎判官にございます。」
維盛「僅か二十の手勢にて、我らに挑むとは何たる思いあがり。蹴散らせ。その首取って海の藻屑とするのだ。」

九郎「維盛。現れたか。お前から受けた父上の無念、ここで晴らさせてもらう。」
維盛「一度は滅びた者たちが何を言う。」
九郎「滅びの一族となるのは貴様らの方だ」
維盛「黙れ。その首もらうぞ。さあ、一族の栄華のためにこの者の命を絶つのだ。切り捨てろ。どの首もらうぞ…斬っちゃいな」

殺陣。

五関が健人の頭を水につける。

戸塚が斬られたところで、維盛が出てくる。

勝利「やめろ」
プロデューサーも和装姿で「今から千年の昔。日本の歴史で起こった本当の戦いだ。勝った方が天下を取り、負けた方が滅びの一族となる。」
勝利、九郎を見て「健人」
プロデューサー「あれは歴史の中の健人だ。」
勝利「どうしてこんなところに僕を連れて来たんです」
プロデューサー「人間がいるからこそ悲劇は起きる。悲劇があるからこそ幸せを感じる事が出来る。それを見せたかった。」
勝利「何のために」
プロデューサー「お前が生きる意味を知ってほしいからだ」

戸塚「その命もらった」
九郎「貴様らはここで滅びるんだよ。俺は運命のままに戦うだけだ」

九郎「父上の無念、晴らさせてもらう。
維盛「この手であの世へ送ってやる。」

勝利「危ない」
プロデューサー「そっちの世界へ行っては駄目だ。」

勝利「無駄な争いはやめろ。斬るなら俺を切ってこの戦いを終わらせてくれ」

健人が勝利のことを間違えて斬ってしまう。
維盛が勝利と健人を切る。

勝利はプロデューサーに岩の上へ逃げるように言われ避難する。
決壊して、倒れるのは、健人。
勝利「息をするんだ。息してよ。駄目だって。死んじゃ駄目だって」

プロデューサー「これまでは全て、13カ月目のプロローグに過ぎない。欲望、嫉妬、その中で多くの人々が命を落とし、それが人間の一年だ。だから人々は夢をみる。私たちが作るショーの世界に」
健人は4人のジュニアに担がれて下手へ運ばれる。

健人、と泣く勝利の声で一幕が終わる。


二幕
自転車フライングの後ろの薄幕にAct.2の文字が映し出されている。

勝利君のソロ曲。
曲の間にリボンフライング。
リボンフライングの曲はバックは去年の「Dead or Alive〜♪」のインスト。

老人「どうだ、はじめての宇宙は。ここは銀河系の中にある星だ。」
勝利「あなたは誰ですか」
「私だよ。忘れてしまったのか」
勝利「もしかして…プロデューサー?」
プロデューサー「あの大洪水で何もかもがくるってしまった。時間軸もな。それでこんな姿に。すべては流されて、みんなもここで飛ばされた。」

永瀬高橋岩橋神宮寺が現れて
「ここが宇宙か」「想像していたのと違うよね」「息もできるし」
と言い合う。「探検してみよう」

プロデューサー「ここにいる大勢の子どもたち。大切な希望だ」
・Where my heart belongs
歌うのはマリウス。
踊るのはチームUSAの二人とメインは林蓮音と小さい作間くん。
heart belongsのフリがハートをかたどった手を離していくというもの。
歌は途中から高橋平野永瀬が加わる。

・曲不明
川崎が歌ってる風にスポットをあびている。
声は川崎本人ではないのではないかな。
・Party don`t stop

塚田、五関が出てきて颯くんとブレイクダンス。五関君は06と書かれた衣装。
小さなジュニアが手足をつかまれて回される。

・君の瞳に恋してる

プロデューサー「子どもたちの肩が抜けるんじゃないかと」
どっと笑いが起きて
プロデューサーは先程まで踊っていた子どもたちに
「YOUたち、君たちはそろそろ帰らなきゃいけない時間だ。近くの星まで私が送って行こう。ついてきなさい。ズビズバー」
子ども「パパパヤー」
老人と子供のポルカ

戸塚くん他A.B.C-Zが通路の鎖につかまって手を伸ばす。
・Finally Over
衣装はメンバーカラ―のジャージ風衣装。
鎖にぶら下がってパフォーマンス
新しい衣装に変えて
・SPACE TRAVELLERS
二番の「あれあれ迷ったみたいだ」から
曲終りに5rings
客席から永瀬、平野、真田が舞台上に上がる。

安井「ずっと探していたんだよ。俺たちだけの自由な星を」
河合「お前たち自由じゃなかったのか。それじゃあ、地球で何をしていたんだ。」
平野「俺はいつも考えていたんだ。新しい俺たちの時代を作りたいって」

この辺りから、闇を突き抜けてのイントロがループして流れる。
真田「大人たちの言うとおりにしていたら地球は変わらない。だから信じちゃいけないんだ。大事なことは疑う事。当たり前だと思っていた事全てを疑う。」
戸塚「何にも信じず全てを疑って一から十まで否定する。若者にしかできないことだ。だけど、歳を重ねていくといつか間違いに気付く。だからみんな言うんだよ。若者は愚かだって。」
「地球なんて小さな星にこだわってるのがおかしいんだ。」
戸塚「君たちの故郷だろう」
安井「地球は毎日のようにテロや戦争が起きてる。もう駄目なんだよ。宇宙には地球よりもっといい星があるはずなのに、探して、そこの新しい平和な国を作るんだ。」
戸塚「地球の住人が自分たちの星の良さを知らないなんて」
「住んでみりゃわかるさ」
五関「だったら、あちこちの星を見て回ればいい。そうすれば自分たちの住んでいる星がどんなにすごいところかわかるだろう」
塚田「この宇宙船で君たちを案内してあげる早く乗るんだ」
行こう、と宇宙船に乗りこむ暦の案内人と地球人。
セットが回ると中の人がプロデューサーに変わっている。

プロデューサー「健人は昔の時間の中にいる。戦っているんだ。強い健人、戦いに怯える健人、そして残酷な健人と。」
モルダウが流れる。
健人「海の中から湧きあがる帆船。あれは遠い合戦での響き。ときとして、その中に混じる悲通な叫び。あれは…俺が手にかけた人間たちの叫び。束の間の栄華を誇った海の一族が。俺も滅びの一族としてただただ宇宙の風の中をさまよい続けている。どこかへ行くことのできなければ、幻の都へ帰ることもできない。」
「探さなければ行けない。そうしなければ、ぼくはぼくでなくなってしまう。」
「激しい水は奴らを飲み込んだ。一瞬にして全てが破壊され何もかも跡形もなく消え果ててしまった。」

プロデューサー「お前を追い詰め狂わせているのはいったい何なんだ。」
健人は笑って「俺は勝利を刺した。何者なんだ。」
プロデューサー「人間は思わず残酷なこともする。時が経てばあらゆることが癒される。」
健人、低い声で女性ダンサーとからみ
「残酷がもたらす正義を。もうもとの俺に戻る事は出来ない。愛する人の命を奪ってしまう俺がいる。完膚無きまでに」
健人、膝をついて泣きだす。
「もう二度と人を愛してはいけないのかな」
笑いだして「それもいいだろう。」
プロデューサー「できることなら私も完全なる孤独になりたかった。」

健人「やめろ、僕に近づくな、取りに来たのか僕の命を。なぜ僕なんだ他にもいるだろうお前なんかに、お前なんかに、お前なんかにくれてやるよ、こんな魂のない体に何の意味がある。」
「永遠の眠りにつく事が出来るんだ」

プロデューサー「争い事は人の心を壊す、心の壊れた人間は死を恐れなくなる」

勝利がやってきて「健人お前生きていたのか」
健人「俺は命を失った人間だ。命は命で返すよ」
勝利、健人、二人でフライング。
勝利がロープフライング。

額縁をみて、健人「ここが境界線か。生きる者と死せる者との。ここから先は一人で行く。」
勝利「この先は」
プロデューサー「ブラックホールだ。宇宙の果て。この中に入った者は二度と出る事は出来なくなる。」
健人、額縁フライング。

勝利「健人は苦しんでいるんだ。あいつは刺す気なんかなかった。俺が助けてやらないと。」
額縁の向こうへ健人が飛び降りてしまう。
プロデューサーも額縁の向こうへ行くという。
勝利も行くというが、
プロデューサー「お前は先が長い。帰ってショーを作るんだ。この鍵を持って行け。」
勝利「何の鍵ですか」
プロデューサー「私の机の一番下の引き出しにショーのアイデアを書いたノートが入っている。もし私が戻らなかったら、そこに書いてあるショーをお前の力で作ってみろ」
勝利「俺にはこんな大切なものを受け取る資格なんてありません。
プロデューサー「お前がやらなきゃいけないんだ」
勝利「なんでですか」
プロデューサーは黙って額縁の向こうへ行ってしまう。

ブラックホール
プロデューサー「なんだここは」
「また会いましたね」
プロデューサー「君たちは…暦の案内人。ここは…ブラックホールは暗黒の世界ではなかったのか。」
戸塚「これが誰もみたことのないブラックホールの真実です。」
河合「ここには過去も未来もありません。あるのは今だけです。」
塚田「ここは完ぺきに閉ざされた世界だから、争いや災害が無い。もちろん、不安や悩みとも一切無縁の世界なんです。」
五関「不幸な人なんて一人もいない。その代わり幸せな人もいない。」

音楽が鳴り始め
河合「どうぞ」とプロデューサーを案内する。
戸塚くんがプロデューサーの上着を受け取り、河合くんが新しい上着を着せる。

・曲不明
・Twinkle twinkle A.B.C-Z
In the skyまで
デカメロン伝説
プロデューサーセンター
後列  五関 塚田 橋本
前列  戸塚 錦織 河合
の並び。

ストライプブルー
手拍子が起きる

Sexy Zone
錦織、サビ前の勝利君の決め台詞「セクシーローズ…」
ざわつく会場
塚「おじさんが言うと下ネタに聴こえてしまいます。」
錦織「向こうで話し合おう」

健人がゴールドの衣装でセンター。
バックは平野永瀬

・ZaABC
バックは真田安井萩。
ここでも手拍子

・男 never give up
嶺亜や本高くんもいる。
・Misty
セットがゆっくり回ってジェシーが登場。
後ろでA.B.C-Zがスタンバイしてせり上がる。
・ずっとLOVE
・君にHITOMEBORE
後ろに赤い衣装を来てシンバルを持ったジュニアたちがいる。

ここで勝利が迷い込む。
プロデューサー「人間が人間であることを忘れる世界。そんなものはユートピアじゃない。人間は悲しみや不安と戦って強くなる。だから、災害に見舞われてもすぐに立ちなおる事が出来る。ブラックホールはそんな人間の勇気を奪う場所だったんだ。ここへきて本当に良かった。地球から遠い宇宙へやってきて人間の素晴らしさや地球の素晴らしさがわかるなんて」
・胸の振り子

健人は勝利に助けてくれなんて頼んでいないとつきはなす。
健人「お前、俺の前から消えろ」
勝利が健人を殴り
勝利「いい加減に目を覚ましてくれよ」
健人「貴様」
・闇を突き抜けて
去年の青い衣装はジュニアが来ている。
赤チームは安井神宮寺萩勝利
途中から暦の案内人も出てくる。
衣装がメンカラーのTシャツにグレーのフード付きパーカー、ダメージのあるグレーのパンツ。
ダメージ加工の破れたかしょからはメンカラーの布がのぞいている。
今年は特に脱いだりはしない。

群舞が終わり、
健人「お前、俺を殴っただろ。」
勝利「お前はきっと自分を見つけ出せるよ」と和解
プロデューサー「この旅も無駄じゃなかったようだな。」
勝利「戻ってこれたんですね。」
プロデューサー「簡単なことだった。私たちは暦の中に13ヶ月目を探そうとしていた。忘れていたんだ。心の中を」
勝利「心の中。あなたは言ってましたよね、13カ月目を探すには長い旅をすることだって。観客を満足させるまで帰る事はできないって。全て心のなかをのぞいてみたら、13カ月めはここにあったんです。」

勝利「あなたには人間の素晴らしさの全てを教えてもらいました。この鍵…」
プロデューサー「この鍵はお前が持ってろ。これからはお前たちの時代だ。」
勝利「ありがとうございます。」
健人「今度は逃げません」

プロデューサー「人間が無限の可能性を秘めていると言ったが、その心の中にもっと広くて大きな世界をもっているからだ。そして、過去、未来、13カ月めがある。」
健人「人間はそんな素晴らしい生き物なんですね。」
プロデューサー「そんな素晴らしい人間が住んでいるのが地球だ。あちこちを回ってみて気付いただろう。地球は人間が住むための場所だ」

河合「地球は平和でもなければ安全でもない。このままでは地球は死んでしまうかもしれない」
五関「お前たちが生まれ育った地球を救うことができるのはお前たちしかいない。」
戸塚「けして簡単な道のりではないだろう。瀕死の状態の地球を救う事は。」
「だけど誰かがやらないと」
健人「やります。俺たちがやります」
勝利「俺たちなら、絶対に出来ると思う。」
橋本「地球がよみがえる日を楽しみにしてるよ」

勝利「地球だ」
プロデューサー「帰ろう。私たちのふるさとへ」
健人「地球は人類が誕生するまえでは銀河系で最も美しい星だった。人間が犯した間違いは人間の手でたださないと。」
プロデューサー「君たちには過去がある。そして未来がある。どんな未来を作り出すかはお前立ち次第だ。」
・LET’S GO TO EARTH
歌いだしは橋本、次に河合、戸塚、塚田、五関
みんながプロデューサーをみつめると
涙こぼれ咲かすだろう希望という名の花 は錦織パート。

地球へ帰り、踊る白い衣装のメインキャスト。
上から勝利、健人が登場し、サビは勝利ソロの後に健人ソロ、その後にマリウスも加わる。

歌い終わり、舞台冒頭の新しい曲が流れ、カーテンコール。

・Not Enough
サビのみ。
Put on the happy faceのインストに合わせて拍手。
健人が勝利君を抱きしめていた。



幕に火山が噴火する様子と車が埋まっている映像が映し出される。
君にこの歌をを泰観と石垣くんが弾く。
薄幕の奥に増田くん
増田「私の国、パキスタンでは先日、罪のない150人の子どもたちがテロの犠牲になりました。未来を作る筈の子どもたちの命が奪われたこと、多くの人が涙を流しました。僕は平和な日本という国に感謝しています。」

さよならとお別れの…
と君にこの歌をを増田くんが歌う。

A.B.C-Zが五関橋本河合戸塚塚田の並びで壇上にでて
河合「地球の歴史は争いと災害の歴史と言えます。その中で数多くの人たちが落としてはいけない命を落としました。これからも様々な災害が地球を揺さぶり動かすでしょう。」
橋本「災害は地球が生きてる証だといわれます。私たちはそういった自然の中で生きることを考えなければいけません。」
五関「戦争はなくすことができます。平和は人間の手で作り出す事ができます。平和は誰のためにあるのか、それは未来を生きる子どもたちのためにあります。」
塚田「一度しかない大切な時代を守るために災害に打ち克つ強くたくましい地球を用意することが僕たちの使命です。」
戸塚「未来を作る子どもたちのために、僕たちは今こそ平和な地球を作り上げなければいけない。その世界から全ての争いごとを絶つ。それが、僕たちの祈りです。」

君は〜
とA.B.C―Zが歌い、お客さんは手拍子。

勝利「子どもは大人になれても、大人は子どもには戻れません。だから、今を大切に生きましょう。」
健人「それでは、皆さん、また夢の世界でお会いできるその日まで。おやすみなさい。」
お辞儀。


河合「皆さん、今日はどうもありがとうございました。」
拍手。
河合「お気を付けてお帰り下さい。僕たちが最後までお見送りします。」
と言って、壇上からA.B.C-Zが降りて、通路を通って、劇場内の出口の付近にスタンバイ。

ざわざわするお客さんたち。
河合「みんなー!おいでー?」
笑いに包まれる会場。
塚ちゃんや五関君も「いいんだよー」と言っているので、退場の流れとなりました。