ファウスト〜最後の聖戦〜 森ノ宮ピロティホール 2015年7月26日(日)17時千秋楽

一幕
侍女アマル花束をあずける。
アマル「まぁ熟女好き?」
オフィスト
「困ります…ハインリヒ様からです」の台詞を噛む。
地団駄踏みながらはけていくオフィスト。

二幕

稽古後、女性のファウストがオフィストの手を勢いよく引き寄せた為、オフィスト、手だけではなく、全身ぶつかってしまう。
ファウスト(♀)「…襲われるかとおもった…」 客席大きな拍手。
オフィスト「失礼しました、つい…」
ファウスト(♀)「いいのよ」
昼公演は「あなたさわったでしょ(胸)」
「つい、形が良かったもので」

ラップキッス
ファウスト(♀)にキッス。
リリス「来い!ファウスト
オフィスト、ファウストを押さえる。
キッス後、拍手。
リリスがシャーマンを追っているときにオフィストが客席に向かって、挙手を求めている。
特にリアクションなかったのか、ついには土下座!

リリス「お前!」オフィストに向かって
オフィスト「誰のことだ」
リリス「ここにはお前と私しかいないだろうが。私はお前を一番吸いたかったんじゃ」
オフィスト「ですから!他の人にしましょう」
客席降りて「どこにいるんでしょうねえ」
オフィスト「…近い気がしますよ」
リリス「今、一人と目があった」
オフィスト「僕もあいました」
リリス「同じ人かどうか試してみよう!」
オフィスト「やってみましょう」
「せーの!」
同じ男性。
グータッチするリリスとオフィスト。
オフィスト「お立ち願えますか、私を助けて下さい」
リリス「この者の魔物を吸っていいんだな!」オフィストくるっとお客さんの方を向いて拍手を促す。
男性、リリスを制して、眼鏡外す!
会場、大きな拍手。



ファウストが死した後、ファウストの魂が起き上がる。
命のテーマを歌い、オフィストが下手から出てくると、それを見て河合くんが顔に笑いじわ出して、にこーって笑っていた。

幕が降りるときに五関くんが何かに気づいて幕を触っていた。

カーテンコール
五関くん、両手をあげて礼をする。河合くんも小さく両手を広げて続けて礼。

河合「本日は皆様、本当にありがとうございました。千秋楽を無事に迎える事が出来ました。終わっちゃいましたね」
五関「早いねー」 河合「早いねー」
五関「あっちゅーまっつーのはこうゆうことを言うんだろうなー」
五関「ほんっとに楽しかったし、三田さんをはじめ、カンパニーのみなさんも、やさしかったしぃぃ(泣きまね)」会場、拍手。
河合「やめろよ!」
五関「あはは。ほんとに、一公演一公演楽しかった」
河合「ねえ、なんかすごい前回と比べて早い気がした」
五関「1公演中もね、そうだった」
河合「毎日毎日お客さんのリアクションがちがかったりして、今日はここで笑いこないな、とかね。そういうのは舞台に立ってないと味わえないよね」
五関「そうだった」
河合「ほんと色んな感情がね」
五関「今日はモロさん長いなーとかね」
河合「ああ!モロさん長かった」
河合「色んな感情ファウストは飛び回るからね、お客さんの感情も入るとね、だからなんか、暑苦しいです。」
五関「感情が?暑苦しい?」
河合「感情が暑苦しい。なんか今すごい達成感ていうか、気持ちいいですね」
五関「ああ、気持ちいいね」
河合「おわったー!って感じが、ライブの時はそんなないですけどね?」
五関「いやいやいや。あってください」
河合「(笑)ライブとはちがったね、ライブではもっとパーって行けるけど。」
五関「そうだね、発散して」
河合「お芝居ってね、おもしろいんだなってね、思いました」
五関「わかるわかる。あんまりこう外でやらしてもらう経験ってできないから」
河合「そうそうほんとによい機会を与えてくれてありがとうございます」

河合「次シンガポールなんで」
五関「いってらっしゃ〜い」
河合「あーちょっと。まだファウストでいたい」
五関「ファウストのまま行けばいいじゃん」
河合「ファウストのまま行って。…タッキーに超怒られる」
五関「そのまま行ってタッキーに怒られて、河合郁人で帰ってきたらいいじゃん」

河合「それでは、三田さんをお呼びしましょうか」
呼ばれて出てくる三田さん。
ファウストととハグ!
三田さん「おめでとーう」
それ見て、地団太踏む五関くん。
両手とマントをバァッと広げて三田さんのハグを受け止める。」
三田さん「こんな若いお二人と…」
河合「こいつそーでもないですよ」
三田「一緒にできて嬉しいわね〜でもねえ皆さんどうお?お二人たった一年前だけど、ファウスト初演。でもものすごく進歩しました。色気も出たしねぇ」
河合「ほんとですか!?」
三田「男前も上がったしね、こんなにいい男だったのかって台詞 もともといい男だからあんまり効かなかったわよね」 河合「うはは」
三田「ほんとに素晴らしかった、お芝居が!」 河合。五関「ありがとうございます!」

河合「昨日の打ち上げでも、三田さんのパワーが、前回よりパワーアップしてるってみんなで打ち上げでも話してて。驚いてた。」
三田「そうなよねぇ、わたし、どうしちゃったのかしら」
河合くん笑う。
三田「やっぱり悪魔がねえ、体の中に入っちゃったのかしら、だからなんっでもできちゃう気がして…それで立ち止まってるとみんなを心配させちゃったことあったけど、でも悪魔だからいいのかなあって」
河合「そのうち飛び立ちそうな」
三田「うん。何でもできそう。私ね、この間ね、いいかなあ、歳わかってるもんね。孫がいるんだけど、その孫がハタチになるまで頑張ろうとと思って、そうすると自分は90歳まで頑張らなきゃいけない。」
河合「いやあ、頑張りましょう。」
三田「夢だと思うのよ。でも夢は言わないと!再演をもう一度しようと」
河合「あ、はい!再演はしたいですよね、本当に何か早く終わっちゃたんで。もったいないですもんね」
五関「ね」
三田「お客さんもね知ってるようでまだ知らない方もいたみたいよ」
河合「あっそうなんですか」
三田「そうなんじゃないの。もっといっぱいね、二人のね、いい芝居を見てもらいたいの。そう思います」
五関「ありがとうございます」
河合「ありがとうございます」

河合「キャストの皆さんに出てきていただきましょう」

河合「全員揃いました。やっぱキャラが濃い舞台だなあとすごく感じますけれども。キャストの皆さん、スタッフの皆さんで作り上げたものをこうやってお客さんの前に出てリアクションが感じられる、すごい自分のためになった舞台だと思います。再再演目指して、がんばって行きたいと思いますので、またあるときは皆さんもぜひ、遊びに来てください。本日はどうもありがとうございました。」