ABC座2016 株式会社応援屋の気になるところ 応援について


トータルするといい舞台だったと思うんだけど、これだけ言わせてくれ。

【気になるところ】
女性の目線からすると、再婚はない。
イシケンのキャラ変が唐突すぎる気がする。修也やジョーには見下した態度を取っていたのに、桂馬さんには敬語で、だんだん「あれ…?イシケンいいやつでは?」と思うようになる。あと、両親を交通事故で亡くしていたからといて、僕を本当の息子と思ってくれませんか、は無理があるかなと感じる。
美穂の同級生が実は持ち物を隠してて…と告白するが、持ち物を隠すってけっこう陰湿ないじめでは?娘がいじめにあっててしかも交通事故でって報われないよ。
娘の美穂の文字がスクリーンに映し出されるのだが、これがすごく汚い字で、本当に美穂っていい子だったのかな、思い出が美化されているだけでは、と疑うくらい乱れた字だった。
丸字ではなくただの汚い字を見せられて舞台を見続けるモチベーションがガクッと下がった。

ショータイムのアレンジがFantaric Rideの一節が前の曲にまざったりが次の曲に残ったりするのが、耳に違和感があって、言い方は良くないが、気持ち悪かった。不自然と言うわけじゃないんだろうけど、私は個人的には受け付けなかった。郷太さんがせっかく作ってくれたんだから、手放しでありがとうございますと言いたいところなんだが、申し訳ない。

贅沢を言うようだが、MCタイムが欲しい。昨年のABC座にMCがあったことと、数日前までコンサートがあったこともあり、MCがないというのは非常に寂しい。今回は一幕二幕通したお芝居がメインの舞台である。ショータイムがはじまる前に終演予定時刻になっているので、どこを伸ばしようもないのはわかってる。
せめて、初日のようにカーテンコール終わりにちょっとしたお話が欲しいところ。

【見所・ここが良かった】
河合くん、第一幕にセンターパート…というか6:4に前髪をわけてでてきたが一曲目のOH&YEAH!の途中ですぐ崩れる。
河合くんと戸塚くんの役が腐れ縁の幼馴染という設定に「…!!」と膝をたたきたい衝動を抑えた。たまらん。距離の近い干渉する間柄でそれが実際の間柄とまた違うところが良い。
役と役者が違うと言えば、イシケン、修也、桂馬がインテリジェンスの役というのもまた新境地だった。
One More Kissでのしり。
しり。
かわいいおしり。
腰付きのふりのところ、腰というか、しりが本当にかわいい。
しりをめでる趣味は全くもってないのだが、河合くんがtwinkleツアーのときに「僕のかわいいおしりにしまいます」とペンライトだったか、を仕舞っていた事を思い出し、One More Kissを心の中でかわいいおしりの曲と勝手に命名
マッスルパラダイスのシーンの冒頭の戸塚くん演じるジョーはノーネクタイで上着を脱いで、椅子に足を広げて座っている。ただ、座っているだけなのに、大変魅力的である。

Jr.の演技が上手い。ダンスも上手い。
桂馬(五関)の裸足でのダンス
殺陣

応援というスタイルに思うこととしては、正直、彼らのことを「応援してる」、というよりは
好きで「消費してる」部分が多いと思うが、修也が裕美子のこと好きっぽいと思えば、修也の肩を持ちたくなる、再婚を阻止したくなっちゃうわけで、ファン心理って肩を持ちたくなる、つまりは応援したいってことなのか…驚きである。

パンフの最後のメッセージ、公演前に読まなくて良かった。これ泣いちゃうやつ。

郷太さんがパンフに書いてたように、ABC座があるから日常生活頑張ろう、と思えることもなくはない。
ただ、私は日常生活がつらかろうとつらくなかそうとA.B.C-Zの事が好きだし、はまったと思う。
現実に大学生の比較的ストレスフリーな時期に好きになっているので、日常生活とは関係ない。
そう思いたいんだよ。