ファウストー愛の剣士たちー 森ノ宮ピロティホール 7月13日(日)12時公演

階段を運び、お水を飲んで休憩しているシーン。
ハインリヒ、おもむろにオフィシャルグッズ、タオルハンカチを取り出し、汗をふく。
オフィストの顔をふこうとすると
オフィスト「やめろ、(メイクが)崩れる。」

ファウスト脚をくじき「痛い!折れたー、折れた、折れたよ。」
オフィスト「どこが」
ファウスト「ひざ。パックリ。」
オフィスト「…ひざは割れたっていうんじゃないか。ボロがでたな、早く行くぞ」

ハインリヒ、ハンカチで汗をふきながら「恐縮です、恐縮です」
と梨本さん?モノマネをする。
顔を拭いたあと、タオルハンカチを下手にポーンと投げる。


ローズの森へ
ハインリヒがローズに対して、「そうだ。俺はメフィストにとって…」
と言ってからくるりを回転をして
「大事な人間だ」
ローズ「なんで一回回ったんじゃ。」

ローズが助手の木瓜とはなしてるときに
メフィストがハインリヒとオフィストにほほえみかけてる。

ローズがも戻って来て「人間が勝手にメフィスト様を悪魔と呼んでるだけなんじゃ、メフィスト様は悪魔なんかではない」
と言った後、
オフィスト、ローズ、ハインリヒの間に沈黙が流れる。
オフィスト「ローズ様、メフィスト様の千年まえの説明をしてあげてください。」
会場、拍手。
ローズ「お前(オフィスト)の冷たい目が…、そうじゃ! メフィスト様は悪魔なんかではない。千年前は王女だったのだ。」
会場、笑いが止まらない。

悪を吸い出す儀式
ローズ「オフィスト、見本を見せてくれ」
オフィスト「やです。」
ローズ「マジ断りやめてもらっていいかなあ」
オフィスト「マジでやです!ローズ様、私より悪のにおいがぷんぷんする奴がおります。」
ローズ「そんな奴がいるのか!?」
オフィスト「いますね。…行きましょう。」
拍手
オフィスト、ローズを連れて、客席降りし、1階の通路までずんずん進む。
ローズ「どこまで行くんじゃ」
オフィスト「そろそろです。近い、近いですよローズ様」
その先にはCBCの永岡歩アナウンサー!!
ハインリヒ「何すんだよ」
オフィスト「この方です、ローズ様。穢れているかどうかわかりませんが、ここから悪を吸い取ってください」
ローズ「誰じゃ!?」
ナガオカさん、青いチェックのシャツを着ているので、
ファウスト「あの人、ヒーローかなんかに憧れてるのかな。その人、だれ?」
オフィスト「良い声を持っている方だ。A.B.C−Zというグループがお世話になっている、永岡歩さんだ。」
会場がナガオカさんに気付いて拍手と爆笑の渦に。
ローズ「この方から悪を吸い取ってよいか!」
拍手
ローズ「覚悟せい!」
ハインリヒ「大丈夫か?めがねしたままだ」
永岡アナ、ローズの背中に腕を回して、受けとめる。
ローズ「拍手!」
オフィスト、永岡アナに「また呼んで下さい!」
ファウスト「あの人、名古屋のアナウンサーさんだぞ。」
ローズ「わざわざ来てくれたのに、こんな目にあって。」
ファウスト「しかもあの人、昨日誕生日だったんだって。」会場、拍手。

さて、いよいよ、ハインリヒをお清め。
ハインリヒ「しかも、新しいの(ラップ)出すなよ!」
ちぎったラップを木瓜ちゃんが地味に片している。
キッスされ、くちべにをオフィストにつけようとする。
オフィスト「やめろ!きたない!」

こんな感じで、あとは、王宮に案内されるときに、ファウストがオフィストをおいでおいでするところが、
手が上向きになって、アメリカンになっていた。

そして、追加になっていたのが、マルガレーテの歌。
マリガレーテ「神よ、なぜこのような苦しみを私にお与えになるのですか。愛するお父様、誰よりも私を慈しみ、守ってくれた優しいお兄様を愛する人の手でしまった。それでも、神よ、あの方だけはお守りください。」
メロディのサビは愛の囁きと同じ。
♪真っ白な世界があると 今までは信じてた
でも今ならわかる もう一つの世界
誰よりも あなたを愛してるから
誰よりも この苦しみは深く
誰よりも あなたを信じたいから
誰よりも あなたを疑っている
愛を感じる時に 憎しみもまた生まれ
憎しみが生まれる時 愛しさに切なくなる

乳母のマルタが「夜露は体に毒ですよ。」
で、本編に戻るという流れでした。

マルガレーテを導いた天使はもういない。
大阪公演になってマルガレーテの不憫さが増した。